導入事例 CASE EXAMPLES

「BEStPRO」導入事例 - 株式会社ナカノフドー建設様

原価管理のみならずコンプライアンスにも効果 「品質」にこだわる企業が選んだ『BEStPRO - 原価』

ナカノフドー建設は、1933年創業以来、建築事業を主軸に、開発事業、技術開発、不動産開発などにも取り組み、さらに海外進出を早くから開始し、建設業界に対する社会的ニーズの多様化に対応してきた。 経営方針のひとつに掲げられている「品質」にこだわる企業が選んだのがコア・システムデザインの原価管理システム『BEStPRO-原価』だった。

『BEStPRO-原価』導入以前

『BEStPRO-原価』導入以前の仕組は、業者への注文は原価コード別に行い、出来高も原価コードに関して当月幾らの実績かを管理していた。いわば、ホストコンピュータで実行予算の工種毎金額を注文と出来高で管理していた。 取引先からの請求書は20日締めで、支払は25日くらいまでに請求書を作業所で取りまとめ、本社の管理部に提出し、管理部の担当が月末までに端末に入力していた。 一番早い支払は翌月10日なので、なんとかそれに間に合わせていた状況だった。作業所長は本社担当部署への請求書提出と同時に、前月までの既支払い金額、当月の支払金額等を記入し、工事報告書を毎月提出していた。 翌月の10日~15日くらいに開催される所長会議では、この報告書を基にホストコンピュータへ入力された結果を印刷・配布していた。 作業所での仕組みと本社のホストコンピュータは連携されていなかったため、作業所実績のデータを入力するための本社の担当が必須であり、且つ、作業所へは月遅れでの数字が渡される状況であった。

新システムの導入経緯と稼動状況

今回の導入では、会計システムと作業所原価管理システムを含めた基幹システムの大掛かりなリプレイスをした。 以前の仕組みは会計の機能を含めての殆どが自社開発であり、20年くらいの年月を経たホストコンピュータの老 朽化も有り、メンテナンス出来なくなってきたという背景があった。 新システムの稼動は会計システムが2004年4月、『BEStPRO-原価』は2006年1月からのテスト導入を行い、同年4月から新規物件の入力を始め、本格稼動となった。 当初は建築と土木を含む1本工事(通常工事)のみの入力であったが、2009年4月からは全ての諸工事にも対応しており、年間約1000件の作業所を入力し、管理している。 『BEStPRO-原価』と一緒に稼動している仕組みとして、コアシステムに開発依頼したNaWシステムがある。これは竣工図面や施工写真、及び注文書データの保存・閲覧のシステムで、竣工図面や施工写真は全てのユーザー公開しているが、注文書は社内でも重要なデータなので、一部のユーザーにしか公開していない。 システム稼動後の新規物件の図面は、pdfデータでの提出を義務付けており、全ての図面を順次追加登録している。

原価管理システムを導入する時の注意点

原価管理システムを使うと、現場の予算管理という点では楽になる はずであるが、管理部門のほうでシステム帳票とは違う既存帳票を 求めると、作業所の作業量が増えてしまう。 必要な数字が画面に出ているはずなので、管理する側のほうでもシ ステムに合わせて運用するようにしないと、せっかくの仕組みが非効 率になる。たしかに、印刷物のほうが目を通しやすい一面もあるが、 積極的に理解して運用してもらわないと、これまでの管理帳票が無 くならない。今後の原価管理システムは数字を管理するだけではな く、画面表示等に工夫を凝らすなどのプレゼンテーション機能も必 要なのかもしれない。

原価管理システムへの今後の改善点

『BEStPRO-原価』の原価台帳の実績金額は支払い表示だけではなく、 出来高表示もできるように、切り換え方式としたい。 出来高表示のほうが、取引先との取極めに関しての予想出来高を原価 台帳で入力できるので、諸工事を含めての実行予算管理がしやすい。 原価管理システムにアドオンするかどうかは別として、実行予算での 工種毎出来高予想と出来高実績から分析を行い、工事に対しての支払 予想の精度を高くして行きたい。工種毎出来高予想は作業所の工程 表から推測した数字を基に月毎・工種毎に入力できるが、今後支払い 予測は、月次報告作成前に分析した結果で見直しをかけるような仕組 みとしたい。これを進行基準の出来高予想に応用することにより、経 営側の資金繰り予測への手助けが出来ると思っている。又、実行予算 で作業所長がメモ的に使用できる機能があると便利。今までの予算 書では、施工中に注意点やメモ等を書き込んで運用しているが、今後 の現場への応用や留意点として非常に役立つ。

『BEStPRO-原価』を導入して良かった点

『BEStPRO-原価』を運用してみて、原価管理という点では便利になっ ているという実感と、コンプライアンスや内部統制という点では人間 系で管理していくことと比較し、かなりのメリットがあると感じてい る。又、実行予算管理という点では、取引先との内訳明細のやり取り で、取引先のExcelデータを取り込む仕組みは大変役立っている。

今後の課題

今後の課題は、作業所における『BESt PRO- 原価』のレスポンスの改善 と蓄積されているデータの有効活用だ。 データの有効活用には、経営で必要なデータがあちこちに存在してい る(場合によってはExcel データ)状態なので、データベースの統合化 を行いたい。その上で、BIツールを活用するなど、必要なときに経営 指標をいつでも表示できるようにしていきたい。 欲しい情報がタイムリーに出ないとユーザーもシステムからどんどん 離れてしまい、Excel等で別な帳票を作り出してしまう。これだといつ までたってもデータベースの統合化が出来ないというジレンマに陥っ てしまう。あたりまえの事だが、使う人が楽になっていくような仕組み を構築していく必要がある。ポイントは、いろいろな仕組み(道具)に よって、社内の意識改革ができるかどうかだ。

※本事例は2009年6月現在のものです

導入企業プロフィール

株式会社ナカノフドー建設様

本社 東京都千代田区九段北4丁目2番28号  

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創業 1933年2月
設立 1942年12月
事業内容 国内建設事業、海外建設事業


http://www.wave-nakano.co.jp/

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